メンテナンス
メンテナンス中の破損・傷などは、保証対象外となります。また、専用工具が必要となります。従いまして、プロメカニックの在籍するロルフパートナーショップにご相談、またはお任せすることを推奨いたします。
~ベアリング交換に踏み切る前に~
走行距離を重ねて行くうちに、ハブシャフトに少し”遊び”を感じた時、直ぐにカートリッジベアリングの交換を決断する前に、ハブ左側(反駆動側)にあるアジャストメントカラーによって多少の調整が可能です。
2.フリーハブボディの交換、またはグリースアップについて
フリーハブボディ内は、3本爪によるラチェット構造となっていますが、各爪、及び板ばねの点検、及びグリースアップは、走行距離に因り、最低でも年に一度のメンテナンスが推奨されます。その時期は、ご自身の走行状況と共に、ロルフパートナーショップにご相談ください。
走行を重ねて行き、あるいは不測の衝撃などに因って、ホイールの振れ取りが必要になった時には、ロルフパートナーショップにホイールを持ち込み、振れ取りをご依頼ください。この際には、タイヤ、リムストリップ、カセットギア、あるいはセンサーマグネット等々は、予め取り外しておいてください。作業をスムースに運ぶことができます。☆ロルフプリマホイールには、特殊サイズの専用ニップルドライバーが必要となりますので、パートナーショップにお任せください。
それ以外の工具使用により、リム、スポーク、ニップル等を損傷させる可能性があります。
特にアルミリムをご使用の方で、かなりの走行距離を重ねた時に現れる現象として、特に登坂中、シッティングで後輪に高負荷がかかる時、スポークを指で弾くような音が後輪から鳴る場合があります。①音源は、特に反駆動側スポークのクロス部分で、ここに微塵の砂埃等が入り込んだ時に生じるもので、②これらをきれいにふき取り、オイルを一滴指すことで、改善されます。③原因:ロルフプリマのペアスポークシステムでは、ライダーの体重により下死点で瞬間的に減衰したスポークテンションが、上死点に向かいながらテンションを取り戻す際、駆動側と反駆動側ではスポーク接点の角度及び可動域が異なるために生じます。
スポークがブレードか真円、或いはブラックまたはシルバーに関係なく、また、全てのライダーに一応に生じるものでもありません。
走行上支障はございませんが、音が気なる場合は、一度ご購入いただいたロルフパートナーショップに持ち込んでいただき、サービスチェックを受けてください。
フルカーボンクリンチャーに関するご注意について、ロルフプリマ社では、その空気圧は、タイヤサイドウォールに記載された最大圧か、または8bar(120psi)のどちらか低い方を超えないように調整してください。
カーボンチューブラーリムについては、逆に、7.5bar(110psi)を下回らないようにご注意ください。
6.フリーハブボディが、空転しにくい、もしくはしない。
原則、フリーハブボディの交換や遊び調整は、ロルフパートナーショップにお任せいただきたいと思いますが、万一ご自宅で作業されたり、あるいは他人からロルフプリマホイールを譲り受けた時、リアホイールをバイクに装着すると、フリーハブボディが固くなり、回転しづらいというご相談があります。
殆どの原因は、スラストワッシャー#2040025(約0.4mm厚)が欠落して起こる現象です。
これは、フリーハブボディの交換などで、ハブシェルから取り外した時に、スラストワッシャーが、ハブシェル側に残らず、グリースで、フリーハブボディ側にへばりついているのを気付かずに、新しいフリーを装着してしまう場合が考えられます。
すると、ドライブ側のカートリッジベアリング双方が直接触れてフリクションを起こし、フリーハブボディが空転しなくなる、危険な状況に陥ります。
リアホイール単体ではスムースに回っているように思えても、バイクに装着後、クイックで固定すると上記のようになることがありますので、スラストワッシャーをご確認ください。